トヨタがパリモーターショーで「カローラ・ツーリング スポーツ」を公開

トヨタ自動車が10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー2018で新型「カローラ・ツーリングスポーツ」を公開しました。

トヨタ・モーター・ヨーロッパがデザイン&開発を手掛けており、オーリス・ツーリングスポーツのモデルチェンジを機に「オーリス」のネーミングを廃止、「カローラ」に統一されています。

パワートレインには1.2L直4ガソリンターボエンジン(116hp)に加え、1.8L直4ガソリンエンジン(122hp)と、2.0L直4ガソリンエンジン(180hp)にそれぞれモーター(72hp)を組み合わせた2種類のHVを用意。

ホイールベースが「カローラ スポーツ(2,640mm)」比で2,700mmと、60mm長くなっており、後席の足元空間を拡大。「TNGA」GA-Cプラットフォーム採用により、エンジン重心やヒップポイント(着座位置)が低いことに加え、ハイブリッド用バッテリーのリヤシート下配置と相まって高い操縦性能を実現しています。

「AVS」(アダプティブ・バリアブル・サスペンション)の導入により、乗り心地、安定性、操作性、運転の楽しさを最大限に引き出すなど、Cセグメントで最も洗練されたスポーティなワゴン開発を目指したそうで、ボディカラーはエモーショナルレッド、プレシャスシルバー、ファントムブラウン等、11色の中から選択可能。

年内には1.6Lクラスのパワフルな新エンジンを搭載したフルタイム4WDモデルの登場が噂されており、今後も「カローラ スポーツ」のバリエーション展開から目が離せない状況が続きそうです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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