“らしさ”や“インパクト”は薄くなったけれど、走りのためのインテリアであることには変わりない。なんだか「今どきはこのくらいがいいんだよ」とクルマに語り掛けられているような気がしてくるのは気のせい?
間違いないのは、極度にレーシーなインテリアと違って彼女に不満を与えないことだ。真っ赤なシートベルトではなく、黒をベースに赤いアクセントが入ったくらいのシートベルトが“ちょうどいい”のかも。
インパネ中央に組み込まれた7インチのディスプレイは日本仕様ではナビ機能を持たないが、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応しているのでスマホを接続すればナビとして活用可能。高価な専用ナビを買わなくてもいいんだから、これは嬉しい。
いっぽうで後席は、ベースがCセグメントハッチバックだけに居住性は十分な水準。リヤドアを備える5ドアボディだから、ファミリーユースでも安心だ。
もちろんラゲッジスペースも、大型スーツケースをふたつ飲み込む実用的な空間。海外旅行に出かける際に、空港へ行くのも問題ない。
次は彼女とどこへ行こうか。数泊のドライブ旅行、というのも悪くない。問題は、彼女がOKしてくれるかだけど。
(文:工藤貴宏/モデル:太田麻美/ヘア&メイク:東なつみ/写真:ダン・アオキ)
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