「ドライブ旅行に行ってみたい」そんな気にさせる実用性も十分のメガーヌR.S.。問題は……【注目モデルとドライブデート!? Vol.06】

それらに比べれば、新しいメガーヌR.S.のインテリアにスペシャル感は少ない。しかしヤル気がないのかといえば決してそんなことはなく、シートは「メガーヌGT」と同形状ながらかなりサイドサポート性の高い形状で、サーキット走行でも十分な姿勢保持性能を持っている。ステアリングもルノースポールが手掛けたモデルだけの専用デザインで、さらには「R.S.」専用としてインテリア各部に赤いアクセントが入っているのだ。

フル液晶のメーターは走行モードに応じて表示がガラリと変わるが、「レースモード」にしたときのタコメーターは特徴的だ。数字は振っておらず、バーグラフの伸びでシフトアップポイントを把握するというレーシングカーと同じ思想である。

もちろん、シフトアップ/ダウンはこれまたレーシングカーのように大きなパドルを使って任意におこなえるし、コーナー進入時はシフトダウンのパドルを引き続けることにより自動で最適なギヤを選んでくれる独自の仕掛けも組み込んでいる。

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工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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