居住性の面で気になるのが、フロアにバッテリーを敷いたことによる天地方向の違和感ですが、発表直後でメディアがごった返すなか、あわあわと前後席に座って確認してきました。
まず前席ですが、プロポーションがややSUV寄りなのに対して、着座姿勢は普通のクルマに乗っているような感じというくらいで、露骨な床高感を覚えることはまずないはずです。対して後席は床面の底上げ感や形状の癖から、前席下方への足入れは普通のSUVのようにはいきません。そして床面にモーターが収まる荷室部もやや底高な印象です。総じて室内空間の広さ感は、GLCというよりはCクラスワゴンといった感じでしょうか。でもそれは181cmの大男が乗ってみての印象ですから、あくまで参考的にみていただければと思います。
EQCは現状、ブレーメンと北京の2工場で生産が予定されており、欧州での発売開始は19年半ば以降、日本へは20年の早い段階に向けて発売が計画されているようです。
(渡辺 敏史)