さあ、いよいよ始まりです。私たち家族5人に給仕係の方がついて、1回当たりひとり3杯づつ入れるターンを、何度も繰り返していきます。蕎麦をわんこからお椀に入れる時には、「はい、じゃんじゃん」「それ、どんどん」「はい、もっともっと」と掛け声がかかります。お蕎麦は短くカットされていて、少し汁で味が付いているので、そのままスルスルと食べられますし、掛け声がかかると反射的に自分のお椀を差し出してしまうから不思議です。
家族全員が胃袋のリミッターを解除して、食べに食べ続けていきます。キャンプ生活中の朝昼兼用ということもあって、モリモリ食べ進んでいきます。参考記録で言いますと、かみさんが111杯で、筆者は162杯まで頑張りました。子ども達も自らの限界に挑戦し、家族全員がお腹も笑顔もはちきれる程一杯になりましたヨ。
最後に給仕係の方から、食べた枚数を記した証明書と木札を頂きました。キャンプ場へ戻るクルマの中では、家族全員でお互いの杯数や頑張り具合を楽しく喋り合った次第。ちなみに歴代最高記録は、559杯だそうです……
夏休みも終わり、「食欲の秋」はもうすぐ。東北方面に行かれた際は、岩手の「わんこそば」に挑戦してみてはいかがでしょう?
(星崎俊浩)