次に気になるのは実際の”乗り味”。数多くのバイクを試乗し、ミニバイク経験の豊富なモトチャンプ編集部員によると
ドッカン、と来る加速感に身構えていたれど、意外とす〜んなり発進! あまりにも自然な出足に良い意味で期待を裏切られた。だけど、2速に上げてアクセルをあおるとそのキャラクターは豹変! シュイーンというターボ独特の音が聞こえたかと思うと、スムースにトルクが立ち上がり、あっという間ににレブリミット(約9000rpm)に到達。滑らかにかつモリモリと加速していくのは非常に愉快!!
遠心クラッチのままだったけど、それでも乗りやすいし、シフトアップ時のこの力強さは排気量アップとはまた違うテイストだね。車体はモンキーよりもコンパクトだけど安定感があって怖さはない。ただ、前後の足周りのセットが硬めで、ほぼリジッド状態。路面状況はわかりやすいけどこれが長距離となると……。原付本来の短距離での使用用途と割り切ればこれほど面白いバイクはない
と大絶賛でした!
この車両のオーナーにして製作者であるTAKU8氏は「ターボ仕様のスクーターは過去に何台か作っていて、メタルワークもそれなりに経験があるのでターボ化及び加工などはそれほど苦労しませんでした。それよりも小さな車体やフレーム内に配線やECU、レギュレーターなどを隠すのが大変でしたね」とのことです。
見た目にもこだわってこその機能美、TAKU8氏はこのダックス×ターボを通じて、さらにミニバイクのカスタム&チューンの奥深さに触れたようでした。
■BASE MACHINE:HONDA・DAX
■BASE ENGINE:HONDA・SUPER CUB110(FI)
■OWNER BUILDER:TAKU8
■REPORT:佐藤恭央
■PHOTO:山田俊輔
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