塚田勝弘 
■ヤマハ発動機は9年連続で「iFデザインアワード」を受賞
ヤマハ発動機は、モーターサイクルの「YZF-R7」「MT-09」がドイツのデザイン賞「iFデザインアワード」を受賞したと発表しました。
同ショーは、世界で最も権威のあるデザイン賞。「iFデザインアワード」は、ドイツ・ハノーバーを拠点とする世界で最も長い歴史を持つ独立したデザイン団体「iF International Forum Design」が、1953年から主催。毎年、全世界の工業製品などを対象に優れたデザインが選定されています。
今年は、製品、パッケージング、コミュニケーション、サービスデザイン、アーキテクチャ、インテリア/内装、プロフェッショナルコンセプト、ユーザーエクスペリエンス （UX）、ユーザーインターフェイス （UI）の9つの分野が対象となっています。なお、ヤマハ発動機の製品が「iFデザインアワード」を受賞するのは9年連続。
今回、受賞した「YZF-R7」「MT-09」は、同じくドイツのデザインセンター「Design Zentrum Nordrhein Westfalen」が主催している「Red Dot Award」に続く受賞になっています。
「YZF-R7」は、「YZF-Rシリーズ」のミドルウェイトスーパースポーツモデルです。スーパースポーツにふさわしい運動性能の高さを誇りながら、幅広いスキルのライダーが乗りこなせる扱いやすさも兼ね備えているそう。
ロードスポーツモデル「MT-07」は、689cm3 CP2エンジン、車体がベースとなっていて、シャープなハンドリング、倒立式フロントサスペンション、A＆Sクラッチなどが採用され、高揚感あるスポーティな性能が追求されています。
加えて、ホリゾンタルラインを基軸とするシルエットや空力性能を最大化するエアマネジメントカウル、M字ダクトや2眼ポジションランプなど、「YZF-Rシリーズ」がもつスタイリングが継承されています。
「MT-09」は、新開発の889cm3 3気筒エンジンが搭載されたロードスポーツモデル。同社独自の「SPINFORGED WHEEL」技術による軽量ホイールや軽量CFアルミダイキャスト製の新フレームなど技術により、従来モデルよりも4kgの軽量化を果たしています。
排気、吸気が独自に設計、チューニングされていて、トルク感や加速感が演出されたサウンドデザイン、部品そのものの機能美が表現されたエクステリアデザインも目を惹きます。
「Red Dot Award」に続き、「iFデザインアワード」も受賞したことで、「YZF-R7」「MT-09」のデザイン性の高さがヨーロッパで評価されたことになります。
（塚田 勝弘）
