旺盛な需要に生産が追い付かない!? 新型スズキ「ジムニー」はココが魅力

初代モデル誕生(1970年)から48年が経過、20年ぶりとなるフルモデルチェンジを受けて発売された4代目「スズキ ジムニー」が再び大きな注目を集めています。

ラダーフレームの剛性アップやボディとラダーフレームをつなぐマウントゴムの容量増などにより、オンロードでの乗り心地が改善され、ロードノイズやメカニカルノイズなどNVHの低減により静粛性が向上するなど、先代からの数々の改良が実感できるレベルになっています。

ジムニー専用チューンのR06A型660cc直3ターボエンジン(64ps/9.8kgm)は、低中速トルクの改善により、扱い易さが増しており、ヒルホールドコントロールやヒルディセントコントロール(下り坂でのブレーキ自動制御機能)が標準装備されています。

悪路走行時などの路面凹凸にステアリングが取られるキックバックを低減、高速走行時のステアリングの振動やふらつきを抑えるステアリングダンパーを装備。また、ジムニーシエラにはK15B型1.5L直4DOHC16バルブNAエンジン(102ps/13.3kgm)を搭載。先代比で全長を-50mm短縮、全幅が+45mm拡幅されています。

樹脂製のオーバーフェンダーとサイドアンダーガーニッシュが装備されており、ベースモデルのジムニー比で170mmワイドなエクステリアが存在感を強調。

このように魅力度が一層増した新型ジムニーですが、気になるのは納期。その人気の高さから受注が計画台数を大幅に上回っており、納期がかなり延びているそうで、スズキでは生産ラインの増設などにより、納期短縮に向けて動いているようです。

Avanti Yasunori・画像:SUZUKI)

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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