そしてその先、たとえばたくさんの荷物を持ってキャンプへ出かけるときに、カジャーの意外な魅力が見えてくるかもしれない。ルノーは荷室のユーティリティに優れたメーカーで、カジャーにもそれがしっかり受け継がれているのだ。
たとえば荷室を倒す際は、車両後方から簡単に手が届く位置にシートを倒すレバーがあって、荷室を広げる際にいちいち後席側に行かなくても済む。そして後席を倒した状態は床に段差が生じないから、荷物を積みやすいのである。
こういうツボを押さえた荷室の作りはクルマ選びではけっこう大事。日本車みたいに気が利くようになった、ルノーのクルマ作りはけっこういいと思う。ついでにいうと床下収納もけっこう広くて、車内の整理整頓には抜群に役立つ。
「こんどは、旅行もいいかもね。だって、このクルマなら荷物をたくさん積めるから。」
彼女をそんな気分にさせてくれるカジャーがなんだか頼もしい。
「荷物が多くても大丈夫ってことは、友達も誘えるし!」
そ、そうだよね。
大型SUVやステーションワゴンにはかなわないけれど、いわゆる「ゴルフクラス」と呼ばれるCセグメントハッチバックよりは広い。そしてアレンジが実用的。そんなカジャーの荷室は、夢もちょっとだけ詰まっている気がした。
(文:工藤貴宏/モデル:鈴菜/ヘア&メイク:東なつみ/写真:ダン・アオキ)
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