新型Cクラスの見た目はここが変わった! 現行Cクラスオーナーが気になるポイントをチェック

まずフロントグリル下にあるバンパーのステーの形状が、2017年以降ローレウスエディションなどに採用されていた台形型で統一されました。さらにオプションのAMGラインを選ぶと、バンパー両脇にある開口部にフィンが追加されるほか、AMG C63では拡大された開口部にシルバーの大型フィンが追加されます。

ヘッドライトは形状自体は変わらぬものの、内部構造が大きく変わっています。C200以上は片側84個ものLEDを個別制御するマルチビームLEDヘッドライトになるのですが、C180に標準のハイパフォーマンスヘッドライトも、魚のウロコのようなパターンが個性的で、大きな識別点となりそうです。

フロントグリル自体は変更ありませんが、これまでAMGモデルにしか用意されなかったダイアモンドグリルが、AMGラインを選ぶだけで装着されるようになりました。またAMG C63だけはAMG GTを思わせる垂直のルーバーが入ったパナメリカーナグリルになります。

アルミホイールのデザインが一新されるのはまあ仕方のないところ。今回大きな変更点は、AMGラインに組み合わされる18インチのAMG5ツインスポークホイールが、ディープリム形状になった点でしょうか。整流効果を高めて燃費向上に貢献しているとのことです。

なおホイールではありませんが、AMG C63だけはこれまで同様、大型フェンダーを装着するためワイドボディとなります。

リアの変更点は、コンビネーションランプの内部構造のみだと思われます。セダンの場合は、発光部の形状がコの字型になり(左側は逆コの字ですが)、車名の「C」のように光ります。

現行Cクラスのオーナーの皆様、いかがでしょうか。パッと見には分からないけれど、じっくり見るとあれこれ違う。そんな微妙な見た目が気になる方は、一度ディーラーで新型をじっくりご覧になることをおすすめします。

(角田伸幸)

この記事の著者

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角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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