軽量化パーツの採用はもちろん、パーツそのものの取り外しというレーシングカーのような手法も採用し、グラム単位での軽量化を積み重ねた「TYPE RA-R」は、ベースであるWRX STI(VABE4EH-AAC型)との比較でも約10kg軽くなっているそうで、「S208」や「S207」と比較して約30kgの軽量化を実現したそう。
搭載エンジンは、STIコンプリートモデル最高のパフォーマンスを誇り、「S208」にも積まれた「EJ20」バランスドBOXER。軽量化により「S208」を上回るパワーウェイトレシオを得て、これまでにない「速さ」と「愉しさ」を提供するとしています。
329psのEJ20バランスドBOXERが搭載されるだけでなく、インタークーラーの冷却効果を最大限発揮するために剛性を上げたパフォーマンスシュラウドや、圧力損失を低減してエンジンの出力性能とレスポンスを高めるという、低背圧パフォーマンスマフラーを採用。
足まわりももちろん強化されています。「TYPE RA-R」専用開発となるダンパー&スプリングや、ハイμブレーキパッドが採用されたブレンボ製ブレーキシステムを装備。
ほかにも、トレッドのアウト側とイン側で異なるコンパウンドの組み合わせを採用し、ドライ&ウェットどちらでも強力なグリップを発揮するミシュラン製「パイロット スポーツ 4S」を日本の自動車メーカーとして初採用しました。車両の限界性能を引き上げるとともに、操作性や制動力の強化がドライバーに安心感を生み出すとしています。
さらに、「TYPE RA-R」には、そのポテンシャルを最大限に引き出すためのSTIパフォーマンスパーツも豊富に取り揃えられていて、ドライバーの感性に合わせて更にカスタマイズすることも可能。
「TYPE RA-R」は500台限定発売で、2018年7月19日(木)から12月17日(月)の期間中に販売店で注文を受け付けているそうです。ボディカラーは、WRブルー・パール、クリスタルホワイト・パール、クリスタルブラック・シリカ、ピュアレッドの4色。価格は4,998,240円です。
(塚田勝弘)