【中古車】旧型になりたての4代目フォレスター。前期型のターボ車が早くも値上がりムード

グローバルで新車販売が順調なSUBARUの中で最も販売台数の多い車種がフォレスター。そのフォレスターが2018年6月20日にフルモデルチェンジを行い、5代目となる新型が登場しました。

フルモデルチェンジが行われると動きが活発となるのが中古車相場です。ここでは旧型となった4代目SJ系フォレスターの中古車相場の状況を紹介しましょう。

4代目フォレスターは2012年11月に登場。搭載するエンジンは2LNA(自然吸気)と2L直噴ターボの2種類で、NAエンジンにはMT車も用意されていました。リニアトロニック車にはXモードと呼ばれるデバイスを新搭載。この装備はエンジンやミッションそしてAWDやVDCの統合制御を行い、高い悪路走破性を発揮します。そして運転支援システムはアイサイトver.2を装備していました。

2015年10月に初のマイナーチェンジを行い、内外装の変更とともに運転支援システムのアイサイトは、車線逸脱抑制制御の追加やプリクラッシュセーフティなどの性能向上を行ったver.3へと進化しています。2017年3月にも一部改良を行い、グレード体系の変更に加えて、リニアトロニック車にアイサイトver.3を標準化。またアクティブレーンキープの作動車速域を従来の65km/hから60km/hへと拡大しました。

約5年半販売された先代フォレスターですが、中古車検索サイトで調べてみると約600台流通し、平均価格は206万円。中古車の価格帯は118万〜327万円で、平均価格はやや値上がり傾向となっています。

新型が登場したのに、なぜ、先代が値上がり傾向になっているのか。その理由は高年式の未使用中古車が市場に多く出回っているからです。

フルモデルチェンジを行うと、先代モデルの在庫が中古車として市場に出回ることがあります。その結果、一時的に中古車相場の平均価格は上昇するのです。まさにフォレスターの場合もこのケースに当てはまっています。高価格帯の中古車物件には6kmという走行距離の少ない未使用車も探すことができます。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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