【中古車】旧型になりたての4代目フォレスター。前期型のターボ車が早くも値上がりムード

先代フォレスターの中古車のグレードを見てみると、最も多いのが約40%を占めているXTアイサイト。パワフルなターボエンジンを搭載したフォレスターのトップグレードです。続いて多いのが約26%で2.0i-Lアイサイト。そして約10%の2.0i-Sアイサイトとなっています。MT車やSTIがチューニングを施したtSはかなりレア車となっています。

先ほども書きましたが、先代フォレスターは2015年10月にマイナーチェンジを行い、内外装の変更とともにアイサイトがアップデートされました。しかも、このマイナーチェンジを機に中古車のグレード構成が大きく変わっているのです。

マイナーチェンジ前の2012年〜2014年式はターボエンジンを搭載したXTアイサイトが最も多いのですが、マイナーチェンジ後の2015年式以降はターボ車が減少し、変わって2.0i-Lアイサイトが最多流通グレードとなります。

これはデビュー直後、スバル車から乗り替えたオーナーがターボ車を購入していましたが、後期型は「ぶつからないクルマ」というキャッチコピーにより広く認知されたアイサイトを求める人が増えたからと考えられます。

しかも、新型フォレスターではターボエンジンが廃止され、代わりにハイブリッド車を設定。これに呼応するかのように、前期型のターボ車は早くも値上がりする気配を見せています。一方の高年式の後期型はどのグレードも高値安定となっており、まだフルモデルチェンジの影響は出ていません。

購入価格を抑えて100万円台前半で購入したいという方は前期型となりますが、アイサイトはver.2です。私も使用していますが、機能面ではver.2でも不満はありません。しかしこれから長く乗ることを考えれば、やはりアイサイトver.3を搭載した2015年10月のMC後のモデルを購入したほうが満足度は高くなるでしょう。

外観のデザインそして価格差があるので大丈夫だと思いますが、注意したいのは2015年式。前期型と後期型が混在していますので購入時にはしっかりと確認しないと、アイサイトのバージョンが思っていたものと違うなんてことに。したがって現車確認はしっかりと行ってください。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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