1L・3気筒ターボエンジンは「バーッ」と重低音の効いたうなりを上げて一気に最高出力発生回転数の5000rpmまで上昇します。すぐに高回転に達するのでシフト操作は大忙しなのですが、そこがイイ! 6MTを必死で操作して次々とコーナーをクリアしていくことは快感のひと言に尽きます。
また、サスペンションもいい仕事をしてくれます。フロント・ストラット、リヤ・トレーリングアーム(トーションビーム)のサス形式は世界のベーシックカーが採用している一般的なものです。が、GTIは専用のセッティングを施してスポーツ走行に最適なセットにしてくれています。
この足がまあ動くこと動くこと。4輪がそれぞれ大きくストロークして、路面にタイヤをべったりと張り付けて離しません。だから運転者は安心してコーナリングを楽しむことができるのです。