日本自動車輸入組合のまとめによると、11月の輸入車(乗用車)の販売台数は約2.4万台(前年同月比+22.1%増)で、本年1-11月累計でも約24.7万台(同+16.3%増)と好調な状況が続いています。
輸入車の販売は今年4月以降、前年比で2桁増となっており、リーマンショックの際に一旦国内シェアが5.5%まで落ち込んだものの、2010年以降急激に回復、本年11月までにシェアが8.3%に到達。
これはVWが昨年10月に導入した「up!」や今年6月に導入した7代目「ゴルフ」といった低燃費で手頃な価格帯の輸入車人気が高まっている為。
他にもメルセデス・ベンツが今年1月に導入した3代目「Aクラス」や、ボルボが2月に導入した新型「V40」など、高い商品性と300万円を切る価格をウリにしたモデルが2013年度の輸入車販売を押し上げている状況。
上表のとおり、VWとメルセデス・ベンツが11月度の新車販売で共に前年比+42%もの伸びを示しており、国内市場が縮小する中、輸入車が登録車に占めるシェアは2011年(7.7%)を上回って過去最高となる事がほぼ確実となっています。
こうした傾向は何も日本に限らず、先日お伝えしたお隣の韓国でも同様で、それまでの高級モデルが中心だった輸入車に代わって低価格な小型車が人気となっており、デザインの良さや走りの良さを含めて人気を集めているというワケです。
来年4月の消費増税を控えて、輸入車でも駆け込み需要が見られ、特にVWゴルフ等の人気モデルは玉不足が顕著なようで、3ヵ月以上の納期を要している模様。
こうした輸入車販売の好調ぶりは今後も当分続くものと思われます。
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