新型スープラの市販は来年前半? ジュネーブショーに登場したコンセプトモデルから予想されるスペックは?

トヨタ自動車が2019年前半に発売するとみられる次期「スープラ」。同社は今年3月のジュネーブモーターショーに「GR Supra Racing Concept」を出展しました。

スープラは2000GTなどと並び、トヨタの歴史において長らくフラッグシップスポーツとして親しまれてきましたが、2002年に生産を中止。

ジュネーブショーで公開された「GR Supra Racing Concept」は、スープラを16年ぶりにレーシングカーとして蘇らせたコンセプトモデルとなります。開発は欧州のモータースポーツ活動拠点であるToyota Motorsport GmbHが担当。

スープラの伝統でもある直6エンジン/FRレイアウトを継承する2ドアクーペで、ボディには軽量かつ高剛性なカーボン・コンポジット材などが採用されています。サスペンション、ホイール、タイヤ、ブレーキ等は、レース専用部品を装備。

インテリアについても、後方確認モニターがついたダッシュボードやレーシングシートに加え、パドルシフト付きステアリングホイール、コラム、ペダル、ロールケージなど、各種レース用装備が組み込まれています。

市販モデルではコンセプトモデルよりも全長、全幅がコンパクト化され、BMWとの共同開発による3.0L直6ターボエンジンを搭載。360ps/50kgm相当のポテンシャルが予想されます。

「90スープラ」に加え、兄弟モデルとして登場予定のBMW版も含め、両車の発売に期待が高まります。

<GR Supra Racing Concept Spec>
全長 4,575mm×全幅 2,048mm×全高 1,230mm
ホイールベース 2,470mm
タイヤサイズ フロント 30/68-18 リヤ 31/71-18

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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