キャンピングカーならではの本当にあった怖い話【車中泊女子のキャンピングカー生活】

前回の記事(キャンピングカー旅、停泊場所の思い出エピソード)を書いていて思い出しました。それはキャンピングカーならではの現象です。

筆者は、たまに誰もいないところで停泊することがあります。個人的には、誰もいない方が「ほかに1台・2台だけいる」状況よりも気兼ねなくのんびりできるので、苦ではありません。むしろ「ほかに1台・2台だけいる」方が気になるし、怖いなぁと感じます。

ある夜、冷たいそよ風が吹いていて雨が近いのを感じながら眠りに就こうとすると、トントントン…

かすかな音が聞こえてきました。キャンピングカーの壁を叩いているのかと思って、そーっと外を覗いても誰もいません。何かが飛ばされて来るほどの風でもなし、音は小さくて規則的。いったい何だ!? と正体を探っていたら…

コレでした。サイドオーニングを引っ張り出すためのヒモです。これが風に揺られて壁に当たっていただけでした。

さらにまた別の日。またパタパタパタ…と音がします。オーニングのヒモとは違う音です。しかし、これはすぐ思い当たりました。

コレです。キャンピングカーのキッチンについている換気扇のフタ。使用後はツマミでフタを固定しておかないと、風などで開閉してパタパタ音がするのです。ちなみにツマミは外側についているので、いちいち外に出なければならず面倒。内側から開閉できるタイプに交換したい…。

ところで皆さまは「家鳴り」という現象をご存知でしょうか。「ラップ音」などと怪奇現象と捉えられる向きもありますが、木造家屋や木製箪笥など年数が経つにつれ湿気や乾燥を繰り返すことで乾いた音を発する現象です。筆者も夜中の家鳴りにビビらされた経験が何度もありますが、キャンピングカーに住み始めた当初それがないことに気づき「キャンピングカーって素晴らしい!」と感動したものですが…。

まぁ年数が経てば、家鳴りするようになります。特にプラスチック部分は経年劣化により「パキッ」といっちゃいます。静かな場所で一人で寝ていると、小さな音でも大きく感じるのでビビリました…。

(松本しう周己)

この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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