アウディが新たな企業戦略を発表。2025年に80万台のEV/PHVを販売へ

アウディが5月の株主総会において、「Audi.Vorsprung.2025」と名付けられた最新の企業戦略を提示。その中で2025年に約80万台のEV/PHVを販売する目標を発表しました。

同年までにラインナップ全てに電動モデルを設定する考えで、その財源確保に向け、新たな収入源の開拓、コスト改善、新ビジネスモデルの構築などで企業変革を加速させるそうです。

アウディAGのルパート・シュタートラー会長は、同社のスローガンである「技術による先進」によりモビリティに革命を起こし、eモビリティのリーディングカンパニーを目指すとしており、2025年までに20以上の電動化モデルを次々に投入すべく、VWとの共同開発により、開発のスピードアップと開発コスト抑制を狙う模様。

2019年にEV「e-tron Sportback」を発売、続く2020年にはプレミアムコンパクトセグメントにEVを投入、Audi Sportからは「e-tron vision GT」が登場。さらに2021年には昨年のフランクフルトショーで公開、レベル5の自動運転を実現したコンセプトカー「Audi Aicon」ベースのEVを発表するそうです。

アウディでは、これら施策により2020年に利益が最大化され、2022年までに100億ユーロの利益を生み出すとしており、今後の電動化に向けた巨額投資に備える考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:Audi)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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