マツダのスポーツカーの理念として、フロントエンジン・リアドライブ、前後重量配分は50:50、車両の質量は車両重心に集中、かつ低重心、慣性モーメントの最小化などが脈々と受け継がれています。あわせて自然の摂理に忠実なもの作り、徹底した軽量化も特徴です。
それを象徴していたのがフロントミッドシップの元祖、コスモスポーツでした。前後重量配分を適正にするためデビューから1年後にホイールベースを150mm伸ばしているのです。これにより48:52だったリヤヘビーだった前後重量配分は、51:49になりました。
大事なのはニュートラルステアのクルマをいかに作るか、ということなのです。