意外と簡単なポップアップルーフの展開と収納。「家族にピッタリ」な居住性は?【グータラ親父のオートキャンプ記・その3】

ルーフの表面は鉄板ではなくバンパー素材のような樹脂製で、テントの側面には一般的なテント生地ではなく、ウエットスーツのような少し厚みのある生地を採用。この生地は風を通さないので、朝晩の寒さをしのげるし、雨や朝露もある程度弾きます。大雨等で水分を吸ってしまっても、乾きが早いですネ。

生地は伸縮するため、寝相が悪くて体が外にはみ出しても、生地がたわんで受け止めてくれるので、フレームへのダメージも防止してくれます。

窓はチャック式で、前と左右の三面あります。窓を開けて生地をくるくる巻くと、網窓になっていますから、虫の多い夏場でも車内への侵入を防いでくれます。もちろんこの網窓もチャック式で開けることができます。

テント内での就寝は大人2人でも可能ですが、ちょっと窮屈かな。173cm・68kgの筆者と思春期前の子どもの2人なら、収まりが良い感じ。屋根が高い位置なら、あぐらをかけるくらい高さに余裕があります。

テントユニットを閉める時は、チャック式の窓を全部閉め、両手でグリップを持って体重をかけながら、側面の生地を巻き込まないようにゆっくりと降ろしていきます。生地を巻き込みそうになったら一旦止めて、外側から生地の畳み具合を修正。そして最後に、前方左右のルーフロックがかかればOK。NGの時は、メーターのインジケーターが教えてくれます。収納作業も、数分ですんでしまいますから、グータラ親父としては本当にありがたい装備なのです。

次は、ダブルサンルーフ仕様の思わぬメリットについて、紹介したいと思います。

(星崎 俊浩)

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