「GR Supra Racing Concept」は、「TOYOTA GAZOO Racing」が手がけるスポーツカーシリーズ「GR」のスタディモデルであり、往年の「スープラ」をイメージしながら製作したとしています。同コンセプトカーは、欧州のモータースポーツ活動拠点であるトヨタモータースポーツ有限会社(Toyota Motorsport GmbH)が開発を担当。
「ロングノーズ&ショートデッキ」の伝統的スポーツカーのフォルムをまとった「GR Supra Racing Concept」は、フロントエンジン・リヤドライブ(FR)の2ドアクーペ。
コンパクトなボディには、レースの最前線で使われる軽量かつ高剛性なカーボン・コンポジット材などを採用しました。左右に大きく張り出したフェンダーや大型リヤウィング、リヤディフューザーなどは、優れた空力性能と走行性能とを狙って開発したとしています。
サスペンションをはじめ、ホイールやタイヤ、ブレーキなどは、レース専用部品を採用。インテリアも、後方確認モニターがついたダッシュボードやレーシングシートに加え、パドルシフト付きステアリングホイール、コラム、ペダル、ロールケージなど、各種レース用装備が組み込まれています。
「GR Supra Racing Concept」は、ゲームソフト「グランツーリスモSPORT」に、2018年4月のアップデートで新モデルとして追加される予定とのことです。まずはゲームの世界で新型スープラを操ることが可能になります。
(塚田勝弘)