藤田エンジニアリングVS.アートテック花塚バトル、発見!
記録更新、DRAGスターの実力発揮
クレイジー・スキャットⅡ 11秒052
ドライバー&メカニック:吉沢 忠雄
今回記録したタイムは国内最速。これまでのベストはビルドファクトリーの11秒07。これを0秒02上回った好記録。だが吉沢氏によれば9秒台で走るマシンだけにまだまだのタイム。USAスキャットの販売パーツを組み、フレームも量産されているもの。フレームは400万円、エンジンは300〜400万円程度で購入でき、このマシンと全く同一のものが製作できる。
600HPのビッグパワー炸裂
ヒット・スーパー・カマロ 12秒786
ドライバー:長谷部 亘保/メカニック:和田 英夫
68年のカマロSSをベースにモディファイされたこのマシンのベストは11秒374。エンジンは454CIDの30オーバーにボアアップされ8Lの大排気量。さらにNOS社のN2Oを使用し10秒台後半のタイムを狙う。ウェイトは1320kgとアメ車としては異例なほど軽量化されている。
すべてのチューニングはセットアップが完了し、10秒台を出すにはスタートのタイミングだという。今、最もDRAGレースの雰囲気を持つマシンだけに、活躍に期待したい。
街乘り用、驚異のパンテーラ
トップス・レーシング・パンテーラ 12秒976
ドライバー:高橋 豊造/メカニック:石井 登通
パンテーラにシボレー454CIDが搭載され、さらにN2Oが加わっている。これまでのベストは12秒7。このマシンの最大の特徴は、オリジナルの部分を多く残していること。
他のDRAG専用マシンのように軽量化すら施されていない。エンジンのパワーだけで走っているといってもいいほどだ。ミッションやファイナル、タイヤなどすべて街乗りできるものが使用され、このタイムなのだ。DRAG専用マシンにこのエンジンを搭載すれば、かなりの好タイムが記録されることは間違いない。世界の岡ケンではないですか!!