OPT流エンジン降ろしの必殺テクは配線カットなのだ!
問題は新しいV6ターボエンジンの降ろしだ。「たぶん簡単だよ。補器類や配線を付けたまま降ろせそうだから」。ところが、配線の点検になって大川さんの顔にイライラ感が出てくる。
編集時間がないので、ここは決断だ。OPTの度胸(バカさ?)でコンピューターボックスからの配線の束をカットすることに決定。これぞ必殺エンジン降ろしの奥の手なのだ! これでOPT300ZXは一日で分解された。「でも、もったいないね」というのが実感だ。
しかし、ここまでやるとフンギリもつく。ボディはロールケージで強化し、パネルも自作する計画だ。エンジンはターボのブースト圧やマフラーチューンから開始する。ポテンシャルが高いだけに、ワンステップで250km/hオーバーの世界に突入できるかもしれない。これからのチューニング、そしてテストと、オレの胸がワクワクとおどってくるのだ。楽しみだゾ!
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見事、火サスのごとくバラバラになったOPT300ZX。やっぱり…これだけ見ると「もったいな~い!」と思いますよね。トラストのカンブ大川さんもお若いし(○もまだあり!?笑)、大川さんのアシストをしているのは、後にBNR32スーパーチューンド、GReddyRXを生み出す開発部長スリラー平田さん(当時)ではないですか! 今後、このOPT300ZXが歩むあんなことやこんなこと…は、またの機会にご紹介していきますね。ひとつネタばらしをすると…ターザン山田がOPTデビューします!?
[OPTION 1983年12月号より]
(Play Back The OPTION by 永光やすの)