根強い人気を持ち、2017年の参加台数644台を記録したアマチュアワンメイクレース「ヴィッツレース」には社員ドライバーの長山等選手が参戦。さらに新メンバーとして、長野オリンピックスピードスケート金メダリストの清水宏保選手の参戦が発表されました!
「以前からモータースポーツが大好きで、現役時代からスーパーGTなどに観戦に行っていた」という清水選手。一時はレーサーを目指そうと思っていたこともあったのだそうです。
「長野オリンピックが終わった直後に、レーサーを目指してみたいなぁと思っていたのですが、ありがたいことに金メダルを取ってしまいまして(笑)。スケートを続けなければいけない状況になってしまいました。レースはもちろんですが、とにかくモータースポーツに憧れがありました」
スピードスケート同様、レースも「速さ」を競うスポーツですが、スケートとレースの関連性はあるのでしょうか。
「スケートとレースの関連性と言われると難しいのですが……、スケートを滑っている時、常にレーサーになったような気分で滑っていましたし、そういったイメージでカーブを曲がっていました。スピードスケートは時速60キロしか出ませんが体感スピードはかなりあるなと思いながら滑っていましたので、現役時代の経験を少しでも活かせたらと思います。後、現役を退いてから『清水さん』と呼ばれていたので、またこうして『清水選手』と呼ばれることが嬉しいです(笑)」
実は清水選手、昨年のヴィッツレース北海道シリーズに出場し、初参戦ながら予選4位という好成績を残しているのです。清水選手は当時の様子を振り返ると共に、今シーズンの意気込みを語りました。
「緊張感とか、集中力を高めるというのがオリンピックでのレースに非常に似ていますね。アスリートの感覚とレースの感覚は本当に一緒で、現役時代に戻ったような気持ちになりました。今シーズンの目標は、まずは周りに迷惑をかけないことかなと思います。一つでも上を目指して頑張っていきたいです」
発表会終了後、清水選手の囲み取材が行われたので、いくつか質問をさせてもらいました!
── スピードスケートとレース、身体にかかる負担は違いますか?
「身体にかかる負担はやっぱり違いますね。一番心配なのは、暑さに耐えられるかどうかです。寒さは強かったんですけどね(笑)」
── 確かに、スケートとは真逆の状況ですよね(笑)。レースに向けて、何か特別なトレーニングをしていますか?
「体重を落とそうかなと考えています。現役を退いてから体重を気にしていなかったのですが、今70kg以上あるのでそれを60kg代には持っていきたいなと思っています。営業的に太ももが太くないといけないので、筋肉は落とせないですけど(笑)」
── 長野オリンピック直後に国内レースを見に行き脇阪選手と仲良くなったとおっしゃっていましたが、プライベートではどのようなお話をされているのでしょうか?
「たわいもない話ですね。共通の知り合いに柔道の野村君がいるので、いつも3人でたわいもない話で盛り上がっています。これからはレースのことについて、いろいろと教えてもらいたいです」
ちなみに清水選手は、オートバイ競技(ロードレース)を題材とした漫画「バリバリ伝説」を読んで、スピードスケートで世界を目指そうと思ったのだそうですよ!
同じ「速さ」を競うスポーツでも、スケートとレースはまったく別物。シーズンを通してどのようなパフォーマンスを見せてくれるか、楽しみですよね。長野オリンピックのように、関東シリーズでも金メダルを獲得してくれると期待しています!
また清水選手は今後、ネッツ東京の店舗訪問イベントなどにも参加予定とのことです。今年はサーキットやイベント会場に行って、清水選手にエールを送りましょう!!
ヴィッツレース関東シリーズのスケジュールは以下の通りです。
- Rd.1富士(5月3日、4日)
- Rd.2もてぎ(6月10日)
- Rd.3富士(7月21日、22日)
- Rd.4富士(10月6日、7日)
- 特別戦GRAND FINAL(未定)
(yuri)
【関連リンク】
TOYOTA GAZOO Racing公式ホームページ
https://toyotagazooracing.com/jp/