今見ても価値がある平成初期の名車を紹介するシリーズ企画。今回紹介するのはホンダらしい1台。
HR-Vは5人がしっかり乗れる乗用ワゴンパッケージを5ナンバーサイズで仕立てて、それを思いっきり高い位置にマウントした〝変化球〟カーです。
シャシーは初代フィットの前世代にあたるロゴというコンパクトカーがベース。エンジンは2クラス上のD16A型1.6Lを搭載。
CVTと組み合わせ、駆動はFFと4WDから選択できました。
独特のフォルムの要因である最低地上高は190mm(1999年以降モデルでは175mm)を確保。
これだけ重心が高いとハンドリングに悪影響が出そうですが、意外にも一般的なホンダ乗用車のフィール。つまりステアリングに対してクイックに反応する若々しいもので、不安感はなかったのでした。