現行型LSは世界トップの空力性能を実現したボディを目指すために、ドアガラスを滑らかな一枚の面にしたフラッシュサーフェスウィンドウを採用。ドアガラスのガラスと窓枠の段差を極限までなくしたフラッシュサーフェスウィンドウなどにより風切り音を低減させるなど静粛性にこだわっています。
LS伝統のワイド&ローを強調したリアビューはサイドからリアに回り込む造形を先代より強めたことで、リアが引き締められ小さく見えます。サイドからの立体的な流れをリアコンビネーションランプ内側で切り返すスピンドル形状を採用し、ワイド感を強調しています。グレードによってリアスタイルは異なり、LS500hはバンパーのロア部分にセンターメッキモールを配置し、クリーンなイメージを表現。一方のLS500マフラーの出口にバッフルを配置してダイナミックさを表現しています。
現行型LSに装着されるホイールは19インチを中心にFスポーツには20インチを標準装備。Fスポーツ以外は軽量化を図りながら、走行中に発生するタイヤの共鳴音を低減する中空レゾネーター構造のノイズリダクションアルミホイールを採用。ロードノイズの発生源まで遡り、静粛性の向上を図っています。装着されているタイヤはパンクしても一定の距離を走行できるランフラットタイヤとなっています。
現行型レクサスLSはフラッグシップの風格とこれまでの4ドアセダンでは見られなかった斬新クーペスタイルを兼ね備えたモデルに仕上がっています。こうしたチャレンジが高く評価され、2017年10月の発売からわずか1カ月で約9500台も受注されるなど早くもヒットモデルとなる予感がします。
(萩原文博)
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