車中泊旅の入浴場所さがし:キャンピングカー生活の日常・その6【車中泊女子の全国縦断記】

毎日の生活に欠かせないもののひとつに「入浴」があります。人によっては毎日じゃなくてもいいのでしょうが、夏は汗を流したいし冬は温まりたいですよね。

全国各地に入浴・温泉施設がたくさんあるので「そんなの、わざわざ記事にするまでもないでしょ」と言われそうですが、見知らぬ土地で探すとなると意外と難儀することもあります。

最初にお断りしておきますが、筆者はキャンピングカーのシャワーは使用していません。シャワーを浴びれば大量の水を消費することとなり、また排水タンクもあっという間に満タンになってしまうからです。また、日本は温泉大国ですから、せっかくなら温泉に入りたいですしね。

入浴施設探しでもGoogleMapが役立ちますが、やはり駐車場の広さは重要です。特に昔ながらの歴史ある温泉郷は道幅が狭い場合が多いので、施設に至るまでの道路状況をストリートビューで見ておくと安心できます。銭湯も住宅街にあるため、右に同じです。

ネットカフェ(漫画喫茶)のシャワールームを利用したこともあります。しかし、たまたまなのか利用した店舗のシャワールームが狭いうえに不衛生だったため、その1回きりです。ネットカフェで寝泊まりしながら旅をしている若者もいますし、またチャレンジしてみようかな。ただネットカフェの駐車場にキャンピングカーが停(泊)まっていたら〝キャンピング〟カーの名折れかな?

旅先で入浴施設が見つからない、または料金が高くて躊躇してしまう場合、筆者が頼っていた施設があります。これはあまり知られていませんが、宇佐美など一部のガソリンスタンドにはお風呂やシャワーが設置されている営業所があるのです。

基本的にトラックドライバーのための設備なのですが、筆者が今までに断られたのは2回のみ。Rocky21は明らかにキャンピングカーですがトラックベースで給油量も多く、また〝お一人様〟だからなのかも知れません。ダメで元々、切羽詰まっていたら「シャワーを使わせていただけませんか?」と尋ねてみてください。ちなみにシャンプー類やドライヤーなどは持ち込みとなります。

高速道路上であれば、先月ご紹介した【入浴施設・コインシャワーがあるPA/SA】一覧をご参照ください(リンクはこの記事の最後に掲載しています)。

もっとも多く利用するのは、道の駅併設の入浴施設です。道の駅は駐車場が狭くて停められないということは滅多にありませんし、入浴施設併設ならなおさら広々としています。

写真の施設は、入浴施設併設の道の駅【阿武町】(山口県)。ここは日本RV協会(JRVA)の【くるま旅クラブ】が推進している『RVパーク』でもあります。コイン式の100v電源供給設備(1時間 100円)があり、夏に停泊した際はクーラーが使えて快適に過ごせました。

【くるま旅クラブ】には、他にも温泉旅館・ホテルの駐車場で車中泊できる『湯YOUパーク』提携施設が全国に100ヶ所以上あるのでチェックしておくと便利です。ただし駐車料金が「入浴すれば無料」のところもあれば有料のところもあり、また屋外トイレ有り/無し、ペットOK/NGなど、施設によりバラバラなのでご注意ください。

※利用には【くるま旅クラブ】会員証の提示が必要です。詳しくは【くるま旅クラブ】公式サイトをご覧ください(リンクはこの記事の最後に掲載しています)。

無料で入浴できる天然露天風呂も各地に存在し、そうした〝秘湯〟めぐりを楽しんでいる温泉マニアもいらっしゃいます。中には何日も居座っている車中泊旅者もいると聞きますので、地域の方々に迷惑をかけないよう、マナーよく利用したいものですね。

次回は停泊場所について、マナー問題にも触れてみます。

(松本しう周己)

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【保存版】入浴施設・コインシャワーがあるPA/SA(その4)【車中泊女子の全国縦断記】
https://clicccar.com/2018/01/25/551974/

くるま旅クラブ
http://www.kurumatabi.com/

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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