1年分の衣類や寝具の収納・洗濯はどうしてる?:キャンピングカー生活の日常・その5【車中泊女子の全国縦断記】

「キャンピングカーに住む」となると、年間を通して生活に必要な一通りの荷物を積み込むことになります。ご自分の部屋を見渡して、全部をクルマに積めるでしょうか? 一人暮らしでも、けっこうな量の荷物があると思います。

キャンピングカーにはベッドや冷蔵庫がついているのでそれらを差し引いたとしても、キャンピングカー生活をはじめる前には大規模な断捨離が必要となるでしょう。

春夏秋冬 一年分の衣類、さらに靴やバッグ、帽子にマフラー、こまごまとしたものも集まれば「こんなにあったのか」と驚かされます。寝具はなおさらで、敷き布団・シーツ・タオルケット・毛布・掛け布団…夏用/冬用を揃えると、キャンピングカーの収納場所に収めるのに苦労します。

そこで重宝するのが登山用品。筆者はオールシーズン用のシュラフを広げて布団袋に入れて使っています。片面が銀色のシートは保温性に優れているので、それ1枚で防寒に役立ちますし、薄く畳めて場所もとりません。暑さ/寒さ対策については、またの機会に書こうと思います。

収納場所はベッド下やキッチン周りなど数カ所ありますが、それぞれ仕事道具や書類、調理器具や食器などなどモノがたくさんあるので足りません。そこで、シャワー・洗面&トイレルームをドレッサールームにしました。決して衣装持ちというわけではないのですが、冬物は特に嵩張るので畳むよりハンガーにかけておいた方がシワにもならず取り出しやすくて便利なのです。

今は下ろしていますが折りたたみ自転車も車内に積んでいました。そのほか、場所をとるものとしては扇風機もあります。こうして車内の持ち物を改めて見渡すと、まだまだ下ろせるものがあるような…。この機会に、お片づけしようかな。

洗濯は、もっぱらコインランドリーです。今やGoogle Mapアプリで「近所のコインランドリー」と尋ねれば瞬時に答えてくれる時代ですが、大型キャンピングカーだと駐車場の広さも考慮しておかなければなりません。コインランドリーの周辺を画像でチェックしておくことも大事です。

ガス乾燥機は繊維が傷みやすいという悩みもありますが、かと言って車内に洗濯物を干したくはありません。車外などもってのほかです。これはもう諦めるしかないですね。大切な衣類はクリーニングに出すこともあります。早いところでは翌日、遅くとも2〜3日後には仕上がるので、それまで観光でもして待ちます。

コインランドリーの料金はまちまちなのですが、筆者が利用してきたところでの相場は洗濯=600〜800円(12〜20kg)、まれに7kg以下の箱形洗濯機を設置してあるコインランドリーがあり、そちらは300円とリーズナブルです。乾燥機は、だいたいどこも10分100円でした。

また余談ですが、北海道の地方ではいまだに電気乾燥機を設置したままのコインランドリーが存在します。

ガス乾燥機なら20〜30分で乾くものが電気乾燥機では1時間かけても乾かず、デニムパンツなどは2時間かかるかもしれません。キャンプ場に併設のコインランドリーでも電気乾燥機である場合が多いので、あらかじめ電話確認しておくことをお薦めします。

次回は自分自身のお洗濯=お風呂事情に続きます。前述のように、筆者はキャンピングカーのシャワーは使用していませんので、そういった内容ではありません。ご了承ください。

(松本しう周己)

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この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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