松本しう周己 
キャンピングカー生活に必要な出費の中で、失念しがちなのが通信費です。
今や、誰もがケータイを持っています。プランは様々でしょうが、ここでは筆者のインターネット環境および通信費を紐解きます。が、機械オンチなため詳しい方には「今どき何やってんの？」と思われるくらい古めかしい環境のままであることをあらかじめお断りしておきます。
1998年頃からパソコン片手に車中泊旅をしていた筆者。キャンピングカー生活をはじめた2005年当初から比べても、インターネット環境は劇的に変化しました。
Web関係の仕事をしている都合上、インターネットに繋がない訳にはいきません。製作中はいいとしても、完成データをメールなどで送信しなければならないからです。
おそらく国内でもっとも繋がるエリアが広いであろうという理由でドコモを利用しているのですが、2005年当時はケータイ（しかもmova）経由でインターネットに繋げられても、速度は著しく遅いものでした。
そこで、ウィルコムのAirH”通信カードを利用、2年後には多機能PHS・AirH” Phone （通称：京ぽん）でインターネットに接続していましたが、料金が安い代わりにエリアは狭いし通信速度も遅いしで、ドコモのモバイルWi-Fiルーターに鞍替え。これで停泊場所の選択肢がぐんと広がりました。
そんなルーターとガラケーの2台持ちを経て2013年、ようやくテザリング可能なAndroidスマホ（Xperia Z SO-02E）に機種変更、現在に至ります。
データ定額プラン（7GBからは速度が遅くなる）を契約、通話料と合わせておよそ月額8,000〜9,000円くらいです。通話アプリのお陰で有料通話は少なく済んでいます。データ容量はもっと増やしたいのですが、納得のいく料金プランがないので毎年、先送り。他社に乗り換えたい気持ちも山々なのですが、実家が山間部にあるため電波が弱く、繋がりにくいのです。
パソコンはMacBook Proですが、OSはなんと2009年に登場した10.6.8（Snow Leopard）。しかし使い慣れているし、何よりもOSをバージョンアップするとソフトもバージョンアップしなくてはならず、とてもじゃないけど経済的に厳しい。とはいえ、この古さがケータイの機種変更の妨げになっているのも事実です。ケータイの2年縛りが終える来春には、まとめて一新したいと思うのですが…。
無線LAN Free Spot（公衆Wi-Fi）も年々増えていますが、やはり都市部以外はまだまだ少ないです。コンビニや道の駅、図書館など利用できる場所が様々ありますが、やっぱり車内でのんびり人目を気にせず作業したいものです。
プリンター（スキャナー／コピー複合機）も持っていますが、セブンイレブンのネットプリントを利用することが多いです。コンビニのマルチコピー機は、スマホで受け取ったPDFファイルや写真をプリントアウトするなど、かなり活用させていただいています。
とはいえマルチコピー機が設置されていないコンビニもありますし、またコンビニ自体が少ない地域もありますので、プリンターを下ろす日は遠そうです。
キャンピングカーの限られたスペース、少しでも無駄を省いて軽量化することがチリも積もれば…となるんですけどね。
自然が好きで都市部から離れたところを旅しているので、致し方ありません。人によっては、わざわざケータイが繋がらないところを目指すハードワーカーさんもいますから、どこもかしこもネットに繋がっている必要はないかも知れません。
余談ですが、電波が繋がらないことが予想される場所に長時間滞在する前には、あらかじめ家族や友人などに知らせています。たった一日でも、返信がないと心配されるかも知れないので。心配されないかも知れませんが（笑）
次回は生活の基本「衣食住」の「衣」、衣類とお洗濯のお話です。
（松本しう周己）
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