2017年は「EVシフト」とまでは言えないものの、新型日産リーフ、新型フォルクスワーゲン・e-ゴルフが登場しました。高級路線を走るテスラをのぞくと、現時点でのピュアEVの現実的な選択肢としては、上記2台とBMW i3ではないでしょうか。
2014年4月に発売されたBMW i3は、サブブランドの「i」シリーズの1台で、390km走行可能なピュアEVとレンジエクステンダー仕様が用意されています。
647ccの発電用エンジンを搭載したレンジエクステンダー装備車は、走行中にエンジンが電力を発電し、航続距離がさらに121km延長され、合計で511kmの走行が可能。
BMW i3は「設計から生産、販売に至るまで持続可能なモビリティを実現する」というコンセプトを掲げ、CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を量産車としては初めて基本骨格に採用。徹底的な軽量化を図りながら、大容量バッテリーを搭載することで航続距離390kmを実現し、「都市型モビリティ」を謳うEVだけに、必要十分といえる走行距離を実現していました。