【新車】右ハンドルのアルファ ロメオ・ジュリア「ヴェローチェ」は、前後異径サイズでハイパワーFR化に対応

アルファ ロメオ159の後継として約40年ぶりに復活を遂げたジュリア。2018年1月20日から「Veloce(ヴェローチェ)」に右ハンドル仕様が追加されます(導入時のヴェローチェは左ハンドルのみ)。

なお、「クアドリフォリオ」の510psにつぐ280psというハイパワーを誇り、高性能化に合わせてブレーキが強化され、内・外装もグレードアップされています。

左側に寄せやすく、路肩に停めやすいなど、左ハンドルの利点もあるものの、右折時の対向車の確認がしにくいなど、日本の道路や駐車場事情などでは右ハンドルの方が便利なのも確かで、適正なドラポジが取れる運転環境であれば右ハンドル仕様を待っていた方もいるかもしれません。

左ハンドルの「ヴェローチェ」は4WDですが、右ハンドル仕様はFR(2WD)になり、左ハンドル(4WD)仕様に比べて40kg軽くなっています。

後輪のみで十分なトラクション性能を確保すべく、リヤタイヤにはフロントタイヤの225/45R18に比べてワイドな255/40R18サイズを採用。4WDの右ハンドルが設定されないのは、トランスファーの取り回しの関係で厳しいのか、商品戦略によるものなのかは分かりませんが、軽いボディに280psの最高出力は、ジュリアの魅力をさらに高めてくれそうです。

ほかの装備は左ハンドル仕様に準じていて、外装は「ヴェローチェ」専用スポーツバンパー、スポーツブレーキ/ブラック仕上げブレーキキャリパー、ツインエキゾーストパイプ、10ツインスポークアロイホイールなどを装備。

一方のインテリアは、オーディオコントローラー付スポーツレザーステアリング、パワーサイドサポート付のスポーツレザーシート、アルミインテリアパネルなどにより質感向上が図られています。

気になる「ヴェローチェ」の価格は、左ハンドル(4WD)仕様の5,970,000円に対して、右ハンドル(FR)仕様は5,870,000円となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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