【東京オートサロン2018】トーヨータイヤのブースにケン・ブロックのマスタングが降臨

もしかしたら、今回のオートサロンでもっとも注目と言えるマシンが、トーヨータイヤのブース(西ホール1)にあるこれかもしれない。

このマスタングを見てピンと来た人も多いはず。そう、世界的なドリフトのカリスマであるケン・ブロックの愛車なのだ。

「Hoonicorn RTR Version2」と名付けられたこのマシンは、1965年型のフォードマスタングをベースにドリフト用に大改造したもの。エンジンはなんとNASCAR用の6.7L V8をベースにツインターボを装着。メタノールを燃料(NASCAR用エンジンだけにね)とし、なんと1400馬力をたたき出すんだとか。凄いね。

ドリフトと言えばクルマはやっぱり後輪駆動。なのだけれど、驚いたのはこのマシンはドリフト用にもかかわらず後輪駆動ではないってこと。なんと、4WDなのだ。

彼の動画で走りを見ていて、挙動から4WDなんだろうなとは思っていたけれど、フロントタイヤの奥をのぞき込んでみたらちゃーんとありましたよ、ドライブシャフトが。こうやって気になる部分が実際に確認できるのも実車展示ならではですね。見られてよかった!

(工藤貴宏)

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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