1月12日~15日に幕張メッセで開催されている東京オートサロン2018。東8ホールの中で、圧倒的な広さを誇るのがTOYOTA GAZOO Racingのブースです。
開催に先だって行われたプレスブリーフィングでは、GRスーパースポーツコンセプトのアンヴェールとニュルブルクリンク24時間耐久レースの参戦車両とチーム体制が友山茂樹GAZOO Racing Companyプレジデントから発表されました。
「GRスーパースポーツコンセプト」はWEC(世界耐久選手権)参戦車のTS050をベースとしたロードゴーイングカーで、搭載されるパワートレインは2.4LV6ツインターボエンジンとモーターを組わせたハイブリッドシステム(THS-R)により最高出力1000psを発生します。
高効率のEVシステムと希薄燃焼エンジンの組み合わせにより、究極のパワーと環境性能を両立した次世代のスーパースポーツカーとして開発中で、市販化までもう少し時間がかかるとのこと。
友山茂樹GAZOO Racing Companyプレジデントは「CESで発表したeパレット・コンセプトが次世代の幌馬車とするならば、このGRスーパースポーツコンセプトは自分の愛馬といえる次世代の競走馬といえます。この2つのコンセプトモデルは全く対照的でありながら、どちらも電動車で、おそらく、最先端のIT技術を駆使した安全で環境に優しい、コネクテッドカーになるはずです」と語りました。
さらに「この先、クルマの電動化やIT化が加速しても、この両極のモデルの中間を含めた様々な形が存在し、クルマは決してコモディティ化しないと思います」と語りました。