日産・デイズがランクダウンながら顔ぶれは変わらない2017年10月の軽自動車セールスランキング

全軽自協(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)より、2017年10月の軽四輪車 通称名別新車販売速報が発表されました。9月には、フルモデルチェンジによる商品力アップにより圧倒的なトップの座に立ったN-BOXですが、その地位は盤石なのでしょうか。

●2017年10月 軽乗用車販売ランキング(軽自協調べ・速報)
1位 ホンダ N-BOX 21,234台(前月1位)
2位 ダイハツ ムーヴ 13,972台(同3位)
3位 ダイハツ タント 10,660台(同5位)
4位 スズキ ワゴンR 8,801台(同4位)
5位 ダイハツ ミラ 7,483台(同7位)
6位 スズキ スペーシア 6,865台(同6位)
7位 スズキ アルト 6,236台(同8位)
8位 日産 デイズ 5,961台(同2位)
9位 ホンダ N-WGN 5,440台(同9位)
10位 スズキ ハスラー 5,232台(同10位)

前月同様、2位に大差をつけてN-BOXがトップとなりました。ただし、前月比では販売台数を落としている(78.7%)のは気になるところです。一方で、2位に浮上したムーヴは前月比109.4%と着実に伸びています。

また、注目は前月2位から8位にランクダウンしたデイズ。デイズは三菱自動車の水島工場で生産しているため、日産自動車の完成車検査における不正問題とは無関係なモデルですが、イメージダウンの影響が大きく現れたといえそうです。

全体として、デイズのランクダウンに伴い順位がズレただけで、顔ぶれには変化のないトップ10となりました。

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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