世界初出展のHonda Sports EV Conceptは、EV知能と人工知能(AI)を組み合わせ、人とクルマがひとつになったような運転感覚の実現を目標に開発された、自動車電動化時代の新たなスポーツカー提案モデル。
EV専用プラットフォームを採用し、扱いやすいコンパクトなボディーに、レスポンスの良い電動パワーユニットを搭載。モーターならではの力強く滑らかな加速と静粛性、低重心による優れた運動性能を実現したとのこと。
スポーツカーモデルとだけあって、流れるようなデザインが魅力的です。
ホンダブースにあるウェルカムゾーンには、とっても可愛らしい未来のコミュニケーションサービスロボット「Honda ロボキャス Concept」がいました!
走行機能を持つコンパクトな車体ベースに、キャリースペースとなる上屋を自由に組み合わせることで、モノを運んだり、人を乗せて移動したりするのことが可能。また自動運転技術もついていて、将来様々な場面で活躍してくれそうですよね。
smartのコンセプトモデル、smart vision EQ fortwoは完全自動運転で自ら街中を走行するEVカー。
ステアリングもペダルもなく、AIと連携して他のクルマや歩行車などとコミニュケーションをとりながら、クルマ自体がユーザーの希望する場所まで迎えに来てくれるという、未来のモビリティをイメージして作られたのだそうです。
フロントのディスプレイに映し出される言葉で歩行車とのコミュニケーションをとったり、車両が使用されていないときは自動で充電ステーションに移動し、充電できたりと、「クルマ」というよりかは「ロボット」という印象を受けました。
興味深かったのが、過去と未来が融合したダイハツブース。
1957年に発売し幅広い業種、用途で活躍した「ミゼット」の使い勝手のよさと高い拡張性を継承したDN PRO CARGOは、未来の働く人のパートナーを想定した商用EVコンセプトモデル。
低床フラットフロアは、乗降性のよさだけでなく、荷室の使い勝手も大きく向上させた「働く」こと全般にこだわった設計になっているのだそうです。
同じく過去のクルマを継承しているのが、DN COMPAGNO。イタリアのカロッツェリア・ヴィニャーレがデザインを手がけ、ダイハツが1963年に投入した初めての四輪乗用車「コンパーノ」の名を冠したコンセプトカーです。
「コンパーノ」のスタイリッシュなデザイン思想が受け継がれた、美しいシューティングラインが特徴の4ドアクーペとなっています。
それぞれのクルマの横には、モデルとなった「ミゼット」と「コンパーノ」が展示されていました。
最新のコンセプトカーも良いけれど昔のクルマも素敵だなぁと、しみじみ。みなさんは過去と未来、どちらのクルマがお好みですか?
たくさんの夢がつまった、「東京モーターショー2017」。これからクルマの未来がどのように進化していくのか、楽しみになりました!
(yuri)
【関連リンク】
東京モーターショーオフィシャルホームページ
http://www.tokyo-motorshow.com/