【東京モーターショー2017】クルマの将来は「この数年が鍵」になる ─ ZF社が考える未来像とは?

東京モーターショーはこの週末から一般公開が始まりましたが、会場となる東京ビッグサイトでは日本自動車工業会が主催する「FUTURE MOBILITY SUMMIT」というイベントも開かれていました。

これは、自動車産業と先端テクノロジーのトップが未来の移動手段や都市のあり方に関するアイディアを考える催しで、自動車部品のメガサプライヤー、ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン社(本社ドイツ;以下ZF)からは、ピーター・レイク取締役が来日、「自動運転と電動化に向けた加速」というテーマで講演をしていました。

レイク氏は現在の自動車産業の状況を「前例のない変革」と呼び、だれも確実な答えを持っていない時代であると語っていました。

ディーゼルエンジンの禁止、内燃機関の終焉、電動化、自律走行車両やニュー・アーバン・モビリティ(=新しい都市交通)など様々な言葉が新聞紙上を賑わせています。これからの数年が未来のモビリティにつながる基礎を築く重要な時間だとZFではとらえているそうです。つまり、自動車業界にとっての生き残りの時代と言えそうです。