インテリアは大人の定番をコンセプトに、必要なものだけをシンプルに集約。ボディカラーも定番として青と赤をメインとし、安易な可愛さを狙うことはしませんでした。
当時若手のプランナーは、開発に当たっていすゞの2代目FFジェミニ・セダンをイメージしたといいます。同じ機能なら小さい方が賢い。そして明るく、カジュアルに自分のセンスを示し得るクルマ。
若い女性だけがターゲットと思わせつつ基本を押さえた実用性は、一部の男性や年配層にまで浸透。さらに、目の肥えた欧州市場で高く評価されたのは、決して偶然ではなかったのです。
●主要諸元 オートザム レビュー K1(5MT)
型式 E-DB5PA
全長3800mm×全幅1655mm×全高1470mm
車両重量 850kg
ホイールベース 2390mm
エンジン 1498cc 4気筒OHC
出力 88ps/6500rpm 12.0kg-m/4000rpm
(すぎもと たかよし)