地ビール・温泉から宿泊施設まで。東京ドーム10個分で楽しめる道の駅・うつのみや ろまんちっく村(栃木)【車中泊女子の全国縦断記】

ドライブでお立ち寄りの定番ともいえる道の駅の中でも「プラスアルファ」が期待できる道の駅を紹介するシリーズ、今回は栃木県の道の駅【うつのみや ろまんちっく村】です。

【道の駅うつのみや ろまんちっく村】
住所:栃木県宇都宮市新里町丙254
電話:028-665-8800
駐車:普通車 176台/大型 11台/身障者 23台

1996年9月、宇都宮市の市制施行100周年記念・農政事業の一環として【ろまんちっく村】が開園。その後、2012年9月に道の駅としてリニューアルオープンしました。

物産館、レストラン、フードコート、遊具公園、芝生公園、市民農園、ドッグラン、温泉宿泊施設などなど、広大な敷地と豊富な施設を誇ります。その面積、なんと46ha(東京ドーム10個分)!

物産館では地場産の新鮮な農作物が買えるとあって、開店前から並ぶお客さんがいるほど人気です。

地ビール工場ブルワリーではガラス越しに製造の様子を見学することができ、また隣接するレストラン【麦の楽園】でできたての生ビールが味わえます。無ろ過の【麦太郎】、麦太郎からビール酵母を濾過した【麦次郎】、メルツェンタイプの【餃子浪漫】などをラインナップ。

【麦の楽園】のメニューは洋食メインで、とちぎゆめポークや栃木牛のハンバーグ、霧降高原牛のステーキなどビールに合うものがいっぱい! ただ、「餃子に合うように」と開発された【餃子浪漫】なのに、洋風レストランだからか肝心の宇都宮餃子がありませんでした(笑)

【集落のエリア】は物産館、レストラン、フードコートのほか噴水広場、遊具公園や芝生広場もあり家族連れで賑わいます。毎週日曜日にはパン職人さんによるパン焼き体験も開催!

【森のエリア】はその名の通り10haの森で、森林浴しながら「つるの家」で丹頂鶴も見られます。毎年5月に開催される、竹林でのタケノコ掘り体験も人気です。

【里のエリア】は自社生産農場「ろまんちっくふぁーむ」をはじめ体験農場、ハーブ農場などの農園がメイン。「ろまんちっくふぁーむ」で穫れた野菜は直売所に出荷されたり園内のレストランで利用されています。広大な芝生広場もあり、遊歩道でウォーキングやジョギングを楽しむ方も多いです。

ドッグランは【集落のエリア】(小型犬用)と【里のエリア】に2ヶ所もあり、さらに道の駅正面ゲートには犬の美容室まであります!

宿泊施設【ヴィラ・デ・アグリ】には、天然温泉【湯処あぐり】やプール温浴ゾーン【アグリ・スパ】を併設、お得なセット券も販売しています。遊べる選択肢がたくさんあるから、幅広い世代が満足できますね。

【ヴィラ・デ・アグリ】内にはお食事処【ゆず庵】もあります。こちらにも地ビールがありますが、生ビールは【麦太郎】【麦次郎】のみで、【餃子浪漫】はビンになります。

【麦の楽園】が洋食なのに対して、こちらは和食メイン。でも、やっぱり宇都宮餃子はありません(笑) 写真に載っているのは山芋の磯辺揚げです。

蕎麦好きさんには【そば処くにもと】もおススメ。挽きたて・打ちたて・茹でたての「三たて」蕎麦で、風味がしっかりして歯ごたえもいい、奇をてらわない正統派のお蕎麦です。

最後はデザート。ご当地ソフトクリーム好きにはこれ!【レモンソフトクリーム】。宇都宮市内の製乳メーカー、針谷(はりがい)乳業の【針谷おいしいレモン】を使用しています。
レモン果汁や酸味料が入ってないのに爽やかで、レモンケーキのような、どことなく懐かしい味わいです。

しかし実は…かの有名な「レモン牛乳(関東・栃木レモン/栃木乳業)」とは別商品だなんて、まったく気づきませんでした。さらに2社とも「レモン牛乳」という商品名じゃないというのも目からウロコ。

とにかく盛りだくさんの道の駅うつのみや ろまんちっく村、まる1日思いっきり遊べます!

次回も引き続き宇都宮、道の駅周辺の観光スポットをご紹介します。

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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