さらに、誰もが分かる新しい内・外装デザインを採用することで、ショーファーカーとしてふさわしい先進装備・快適装備の採用などに重点を置いたとしています。
つまり、センチュリーも変わるということでしょう。先述したハイブリッドシステムの採用をはじめ、ホイールベースの拡大、スカッフプレートとフロアの低段差化、ドアの開口高さの拡大を実施するなど、乗降性や後席優先のパッケージを改善したそうです。
外装デザインは、フロントグリルなど随所に施された七宝文様や、リヤコンビネーションランプのガーニッシュ部の黒色化など、精緻な華やかさ・落ち着きを表現。
内装は、折り上げ天井様式(居室の天井の中央部を上方へ一段高く凹ませる建築様式)を採用し、専用織物が使われています。また、リヤシートには電動オットマンを設定するなど、座り心地が追求されたリフレッシュ機能付アジャスタブルリヤシートを採用し、心地良さと格の高さを実現したそう。
さらに、中央アームレストにタッチ式液晶マルチオペレーショナルパネルが設定され、シートや空調、オーディオの音量など集中操作が可能になるなど、現代的な操作性を採用。ほかにも、ライティングテーブル、読書灯、大型ディスプレイ付リヤシートエンターテインメントシステム、20スピーカープレミアムオーディオなど、ビジネスからプライベートまであらゆるシーンに対応できる快適装備が搭載されています。
ハイブリッドシステムは、直噴技術の「D-4S」が採用された5.0LのV8「2UR-FSE」エンジンを搭載。「2UR-FSE」はレクサスLSにも搭載されたハイブリッドシステム(THSⅡ)を組み合わせることで、クラストップレベルの低燃費を追求したとしています。また、トランスミッションには2段変速式リダクション機構を搭載し、静かで滑らかな走行フィールを得るなど、V12時代とはまったく新たな高級サルーンに仕上げられているようです。
安全面では、衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense P」、ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラートなどこちらも最新技術が搭載されています。
(塚田勝弘)