富士重工の一端を担った汎用エンジンの生産終了がSUBARUから発表

2017年4月に富士重工業から社名変更し、自動車産業と航空機産業に注力しているSUBARU。2017年9月末をもって、汎用エンジン・発電機等の生産・販売を終了したことを発表しました。

かつて「ロビン」ブランドで富士重工業の一角を担った産業機器事業が、ついに幕を閉じたというわけです。とはいえ、この産業機器事業の終了については、2016年11月2日に公表されており、クローズに向けて準備が進められてきた中で、ついにその日がやって来たということになります。

一般ユーザー向けの発電機や農業用ポンプ、カート用エンジンなどで知られていたSUBARUの汎用エンジン事業。産業機器事業部門では、建設機械や産業機械、農業機械に搭載する汎用エンジンのほか、スノーモービルなどに使われる高性能車載用エンジンも販売していたことでも知られています。

なお、アフターサービスについては、SUBARUの関連会社である産業機器株式会社において継続することも併せて発表されています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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