フルTNGAセダン・トヨタ カムリで女子力アップ!【かえちゃんの次のクルマ選び!! Vol.12・後編】

運転席だけでなく、どのシートに座っても快適なのがカムリの魅力。フロントシートは運転席/助手席ともに「包まれ感」があって、足元や横幅も余裕たっぷり。運転席と助手席を隔てるコンソールボックスもワイドで大容量。あらゆる部分がアメリカ基準で造られています。

低く構えたプロポーションはカッコよさと引き換えに、リヤシートの居住性が犠牲になっているのかと思いきや、ヒップポイントが下げられているので頭上の圧迫感はありません。シート下にハイブリッドバッテリーを収めることで、低重心化とトランク容量拡大を両立。ドアの開口が大きく、大柄な人でも楽に乗り降りできます。

リヤシートの広さをひと言で表すと「リムジン」並み。アルファードのキャプテンシートには敵いませんが、ロングホイールベースのおかげで前後シートの間隔が広く、サイドウインドウを全開にできるのも開放感を高めてくれます。もしタクシー乗り場で新型カムリの個人タクシーを見つけたら、順番待ちしてでも乗りたいです。

リヤシート下にハイブリッドバッテリーを移したことで、ゴルフバッグ4個が入るトランク容量を確保。

トランク内のレバーを引くと6:4分割可倒式のリヤシートが倒れて、スキー板などの「長モノ」が楽に積めます。

ちなみに、トランクスルー時の奥行きは実測で175cm。身長162cmの私が試しに寝転んでみましたが、段差を埋める薄手のエアマットを敷けば車中泊できるかも?

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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