運転席だけでなく、どのシートに座っても快適なのがカムリの魅力。フロントシートは運転席/助手席ともに「包まれ感」があって、足元や横幅も余裕たっぷり。運転席と助手席を隔てるコンソールボックスもワイドで大容量。あらゆる部分がアメリカ基準で造られています。
低く構えたプロポーションはカッコよさと引き換えに、リヤシートの居住性が犠牲になっているのかと思いきや、ヒップポイントが下げられているので頭上の圧迫感はありません。シート下にハイブリッドバッテリーを収めることで、低重心化とトランク容量拡大を両立。ドアの開口が大きく、大柄な人でも楽に乗り降りできます。
リヤシートの広さをひと言で表すと「リムジン」並み。アルファードのキャプテンシートには敵いませんが、ロングホイールベースのおかげで前後シートの間隔が広く、サイドウインドウを全開にできるのも開放感を高めてくれます。もしタクシー乗り場で新型カムリの個人タクシーを見つけたら、順番待ちしてでも乗りたいです。
リヤシート下にハイブリッドバッテリーを移したことで、ゴルフバッグ4個が入るトランク容量を確保。
トランク内のレバーを引くと6:4分割可倒式のリヤシートが倒れて、スキー板などの「長モノ」が楽に積めます。
ちなみに、トランクスルー時の奥行きは実測で175cm。身長162cmの私が試しに寝転んでみましたが、段差を埋める薄手のエアマットを敷けば車中泊できるかも?