── リアのクオーターウインドウ後端の形状が、上下とも丸く変更されました
「リアピラーからルーフをつたって、グッと前に向かう流れを作りたかったのです。実は、新型は先代と逆にフロントノーズが逆スラント気味なんです。その2つの流れでボディに前傾姿勢、動きを与えています」
── 先代のホイールアーチは凸面ですが、新型は逆に凹面の表情が強いですね
「先代が前後ホイールアーチをつなげ、ボディとフェンダーを別個に見せたのに対し、新型はボディ全体をカタマリで見せたいので、面に溶け込むような表情にしています。これも上質の表現ですね」
── リアランプは先代がシンプルな直方体だったのに対し、かなり複雑な形状になりました
「新型は全体を柔らかい表現にしているので、パーツについても同様の考えとしました。また、ランプの上半分は外側に張り出す形状になっていて、車幅を広く見せています」