【新車】マツダ・CX-8は安全装備が充実。360°モニターの採用で狭い場所でも取り回しが楽に

マツダの新型3列SUV、CX-8は安全に関しては考えられるさまざまなアプローチでその性能を向上させています。まずフロントウインドウの左右窓枠となるAピラーを後方に配置することで前方視界やカーブ出口、隣車線の確認をしやすくしたほか、ドアミラーを少し後ろ側に装着することで、ミラー前方の視界を確保するなど基本設計の部分での見直しも行われています。

ヘッドライトはアダプティブLEDヘッドランプと呼ばれるものが採用されました。このヘッドライトは、対向車を避けて遠くまで照射することが可能なほか、車両付近をワイドに照射し歩行者などを発見しやすくするようにもなっています。

新たに採用された360°ビューモニターでは、クルマとその周囲を上空から見たようにモニターに表示し、障害物などをリアルに見やすく表示するようになっています。ボディサイズが大きめなCX-8では非常に役に立ちそうです。また、このモニターでもカバーしきれず死角となる部分は、はっきり死角と表示することで注意を促しています。

さらに車線逸脱の回避支援やコーナリング時のライントレースの操舵トルクアシストを行うLASも装備します。車線逸脱時警報のLWDSは左にはみ出しそうな場合は左側スピーカーから、右にはみ出しそうな場合は右側スピーカーから警報音を発するという新しい手法が用いられています。AT誤発進は前進、後退ともに作動、もちろん衝突軽減ブレーキも装備します。万が一、歩行者とぶつかった際にはボンネットを持ち上げて衝撃を吸収するアクティブボンネットも採用。多方面での安全性の向上が図られています。

(文:諸星陽一/写真:小林 和久)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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