今回の「NV350キャラバン」に施された改良の狙いもそこにあります。
まずデザインでは、日産車でお馴染みのVモーショングリルを与えることで力強さを強調したほか、鮮やかなマルーンレッドとエレガントなインペリアルアンバーをボディカラーに新設定。さらに、俯瞰しているかのような映像でクルマの周囲を確認できるインテリジェントアラウンドビューモニターを搭載することで、フロントからニョキッと生えていたフロントアンダーミラーを排し、見た目にもこだわるオーナーの所有欲を刺激。
機能性でも、フルオートエアコンや少ない力で閉められるバックドアオートクロージャーを搭載するなど、地道なリサーチ活動によって得られた忌憚のない意見が随所に反映されています。
そういった細かな部分の改良もさることながら、「NV350キャラバン」の最大の強みが荷室の活用方法が多彩なことです。荷室の至る所にフックやバーを装着するための「ラゲッジユーティリティナット」を設けており、荷室のアレンジが自由自在なのです。