SとLで走りに関する装備でもっとも異なるのはタイヤです。Sのタイヤは185/55R16サイズのダンロップSPスポーツ2030、LのタイヤはLは185/60R15サイズでブリヂストンのエコピアep150です。動力性能は差がないSとLですが、ハンドリングと乗り心地にはそれなりの差があります。
フィットは基本的に微少な上下動がある乗り心地ですが、Lのほうがこの上下動が強調される傾向にあります。またタイヤのノイズもLのほうが大きく感じます。Sはかなりの防音、遮音対策が施されていることもありますが、圧倒的にSのほうが静粛性が優れています。Sはコンパクトハッチとは思えないほどの静粛性という印象ですが、Lはザーという音が目立ってしまいます。
静粛性の高さなども含めて、Sのほうが総合的なフィーリングが高いものでした。ただしSは価格も12万円強高めとなりますので、購入価格を抑えたいという方はLも購入対象となるでしょう。
(諸星陽一)
【関連記事】
ボディ強化まで敢行したビッグマイナーチェンジ!ホンダ・フィットをチェック
https://clicccar.com/2017/07/22/493030/