ずいぶん性格が異なるハイブリッドLとハイブリッドS、オススメは?【ホンダ・フィット・ハイブリッド試乗】

ホンダのコンパクトカー、フィットが2017年7月にボディの補強などを含むビッグマイナーチェンジを受けました。フィットは1.5リットルガソリンエンジン車、1.3リットルガソリンエンジン車、1.5リットルガソリンエンジン+モーターのハイブリッド車の3種類があります。

ここではハイブリッド車のインプレッションをお伝えしましょう。試乗したのはハイブリッドSとハイブリッドLの2グレードです。概要的な走りはSもLも大きな違いはありません。

フィット系のドライブトレインはデビュー以降進化と熟成を重ねていて、今回のフィット搭載に当たってはかなり完成度が高くなっています。

とくに昨年のフリード搭載時にはDCTのギヤ比を変更し、ハイブリッドシステムとのマッチングを向上しました。フリードとフィットだと乗車定員も異なり、運ぶ重さが違うため、フリードは最終減速比を変更しています。

実際に走る際は、モーター、エンジン、モーター+エンジンの3パターンが刻一刻と切り替わって行きますが、その変化をモニターを見ずに判断するのはかなり難しいこととなるほど、スムーズでシームレスです。

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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