ルイス・ハミルトンが母国GPで優勝!大規模F1イベントに衝撃展開のレース、超豪華なインタビュアー登場に大盛り上がり!!【2017年F1第10戦イギリスGP】

25周目に2番手を走行中のライコネン選手が、そして26周目には首位ハミルトン選手がソフトタイヤに交換しレースは後半戦へ進みます。

ギヤボックス交換で5グリッド降格ペナルティを科せられ、9番手スタートとなったバルテリ・ボッタス選手(メルセデス)。上位勢がスーパーソフトタイヤを装着する中、唯一ソフトタイヤでスタート。第1スティントを引っ張り順調に順位を上げていき、32周目にタイヤ交換のためピットイン。フェルスタッペン選手の前、4番手でコースに戻りました。

スーパーソフトタイヤにはき替えたボッタス選手は、42周目に前を走るベッテル選手に襲い掛かります。タイヤをロックアップさせながらポジションを守るベッテル選手ですが、ボッタス選手も諦めません。

1秒以内の激しい戦いが続くなか43周目、ついにボッタス選手がベッテル選手をパス! 3番手に浮上しました。

そしてゴール直前、波乱の展開が待ち受けていたのです。

49周目、2番手を走るライコネン選手の左フロントタイヤの様子がおかしい! タイヤ表面のゴムが剥がれてしまい、スローダウン。緊急ピットインを余儀なくされました。スーパーソフトタイヤに交換したライコネン選手でしたが、4番手まで順位を落とします。

そして同一周に今度はフェルスタッペン選手がタイヤ交換のため緊急ピットイン。5番手でコースに戻りました。

さらに50周目、なんと3位走行中のベッテル選手の左フロントタイヤがバースト! スロー走行でピットまで戻りタイヤ交換をしましたが、7番手フィニッシュとなってしまいました。

これにより優勝ハミルトン選手、2位ボッタス選手、緊急ピットインをしたライコネン選手が3位という結果になりました。

このような展開になるとは誰が予想していたでしょうか! レースは最後まで何が起こるか分からないもの。だからレースって面白いんですよね。

表彰式ではインタビュアーとして、ディズニー映画「カーズ」の主人公マックィーンの声を担当するオーウェン・ウィルソンと2009年F1チャンピオンのジェンソン・バトンが登場し、会場は大盛り上がり! 長年応援してきたバトンの姿が見られて、私もテレビの前で大興奮でした!!

元F1ドライバーならではの目線でのインタビューはもちろん、お客さんの盛り上げ方も上手だったバトン。もしかしてインタビュアーの仕事、向いているかも!?

でも、ハミルトン選手が「本当はレーサーとしてここに立つべき人だよね!」と言っていたとおり、インタビュアーではなくF1ドライバーとしてポディウムに立っている姿が見たいなと改めて思いました。

大波乱のレースとなったイギリスGPで、誰よりも完璧な走りで見事ポール・トゥ・ウィンを達成したハミルトン選手。レース終了後、ハミルトン選手のファンで埋め尽くされた観客席の近くまでマシンをドライブしながら手を振り、ファンと勝利の喜びを分かち合っている姿には胸が熱くなりました。母国での優勝、本当におめでとう!

イギリスGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。

順位/No./ドライバー/チーム
1/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
2/#77/バルテリ・ボッタス/メルセデス
3/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
4/#33/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
5/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
6/#27/ニコ・ヒュルケンベルグ/ルノー
7/#5/セバスチャン・ベッテル/フェラーリ
8/#31/エステバン・オコン/フォースインディア
9/#11/セルジオ・ペレス/フォースインディア
10/#19/フェリペ・マッサ/ウィリアムズ

(yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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