トヨタ出資の「空飛ぶクルマ」に世界のメディアが注目!

2015年にアイデアコンスト会場で中村代表に活動概要を伺ったところ、1/5スケールの試作機を製作したことで開発の目処が付き、1/1の実機製作に向けて、クラウドファンディングで開発費を調達しており、2020年までに実機を製作、東京五輪会場で聖火への点火を目標にしているとのことでした。

その後、トヨタグループ15社がこの「SkyDrive」プロジェクトに今後3年間で総額4,250万円の出資を決めたことから、CNNやFORBESなどの海外メディアが「空飛ぶクルマ」の製作状況を早速ニュースとして取り上げるなど、世界からも注目を集めるようになりました。

機体のスリーサイズは全長:2.9m、全幅:1.3m、全高:1.1mで、最高飛行速度:約100km/h、最高飛行高度:地上10mと、海外メーカーが開発中の機体に比べて見劣りするものの、3輪により約150km/hで地上走行が可能な陸空両用仕様になっており、公道からの離陸が可能で、移動の自由度が低い空域では自動運転による飛行が可能なところが大きな特徴となっています。

2025年頃を目標とする実用段階においては、市販に加えて観光スポットのタクシーやレンタカー会社への有料貸し出しサービス(2万円/0.5h)を考えているそうですが、安全性などクリアすべき課題も多く、まずは東京五輪に向けた今後の開発進捗が注目されます。

Avanti Yasunori・画像:Cartivator)

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【関連リンク】

CNN
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FORBES
https://www.forbes.com/sites/peterlyon/2017/05/29/toyota-backs-new-flying-car-project-that-will-light-tokyos-olympic-flame-in-2020/#6585962a5114

Cartivator(カーティベーター)
https://zenmono.jp/projects/76

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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