トヨタのお膝元で車載機器の適合評価を実施。米・UL社が試験施設を開設

HVやPHV、EV、FCVといった電動車両の普及が急速に進みつつあるなか、将来的には、自動運転コネクティッド・カー(つながるクルマ)、車々間通信、インフラ(道路等)との通信を実現するための制御技術の進化が予測されており、自動車業界では新技術による新たなリスクへの対応が求められています。

そうした情勢を踏まえ、日本国内に自動車向けの本格的な試験設備を導入したのはUL Japanでは同センターが初となるそうで、電波・電磁性能評価に加え、高圧電流、振動、高/低温、高湿度、水、粉塵等に対する耐性評価等が行えるそうです。

特に自動車部品メーカーでは、国内外向けの製品を開発する際に遵守しなければならない法規制や課題が山積しており、複雑化する傾向もあります。

おりしもトヨタグループでは、自動運転車など、次世代技術の開発で研究開発費が拡大しており、UL Japanではこうした状況を好機と捉え、同社が長年に渡って蓄積して来た経験や充実した試験設備、地理的な利便性を活かして自動車機器関連企業の開発業務を支援していく考えのようです。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

UL
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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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